ごめんね禁止令

2001年1月2日
『側に居られなくてごめん』
『寂しい思いさせてごめん』
『ひとりで泣かせてごめん』

最近 めっきり弱虫泣き虫になった私
電話越しに いつも謝っている彼

でも 謝られる度に
私の中では 言いようのない哀しさが広がる

今日もそうだった

寂しさと 説明の付かない哀しさとの中で
私は 必死で自分に問いかけた

『遠いのは 
 初めからわかってたんじゃないの?』
『なかなか逢えないのは 
 覚悟の上だったんじゃないの?』

…そう
住む場所が離れているのは 最初からわかっていた事
それは 
彼に惹かれ始めた頃 何度も自分に言い聞かせた事
それでも 
『この距離は 互いの想いで埋められる』
そう信じたからこそ 
彼に全てを預けようと思ったのではなかったか?

そこまで考えた時 
やっと 哀しさの理由に気が付いた

『彼は 後悔してるのでは・・・?』

そんな筈が無い事はわかっているけれど
考えずにはいられない 自分の弱さに苛立ち
その不安を煽る『ごめんね』が 哀しかったのだ

『…後悔してるの?』
『してないよ!何でそんな事言うの!?』
『じゃぁ 謝らないで。
 遠いのは 最初からわかってた事だもの』

今どうにもできない事で 謝って欲しくない

『自分が好きにならなければ
 今 花明が泣く事は無かっただろう』
そんな風に思って欲しくない

だから 今日 約束事を増やした

『・・・“ごめんね”禁止。』

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